総合窓口
今宵もいい天気じゃのう、LdLuSへいらっしゃい。まいど、KIHAハッキング研究所所長のKIHAじゃ。まあ、ゆっくりしていきんさい。
当サイトはHackをテーマとしておる。そう、ハッキングのハックじゃ。ただ、ハッキングというとコンピュータ関係かな?と思うかもしれんが、ハックという言葉はなにもコンピュータに限った概念ではない。物事を深く掘り下げて理解すること。説明が雑で頼りにならないから、自分で色々試しながらどんな挙動をするのかを突き止めようとすること。全く違う分野の考え方を、別の分野に適用してみようとすること。そういったことをハックと呼ぶのじゃ。イメージ的には、パズルみたいなもんじゃな。
音楽で言えば、楽譜を読んで楽器を弾くだけが全てではない。その曲が描かれた背景や、作曲者の思いを理解することでまた違った演奏ができるようにもなるじゃろう。同じ曲でも、指揮者が変われば全く違う雰囲気の曲になってしまうこともある。どこまでその曲をハックすることができるかで、演奏者としても聴衆としても得られるものが変わってくる。
武術で言えば、守破離という概念がある。まずは師に言われた通りに型にはめてやってみる(守)。ある程度身についたのであれば、型を破って自分なりに改善を試みてみる(破)。師の言うことをいつまでも聞いているだけでは師を超えることはできないので、教わったことから離れて、イチから自分で構築し直してみる(離)。これによって、流派の脈を保ちつつも時代を追うごとに徐々に改善されていく。これもまたハックの一形態じゃ。
どこにどんなパズルのピースを当てはめてみるか。いや、まさか!と思えることが、意外とハマってしまうこともある。世の中全く新しいことを生み出せる人は、天才中の天才。そんなものを常人が目指さなくていい。常人が目指すべきは、あるものを組み合わせて新しい価値を生み出していくことじゃ。そういう意味でのハック。そのためのハックじゃ。LdLuSを通じて、なにかハックするきっかけになれば幸いである。